hsR

概要

 Dioramax 3Dは、国土地理院発行の25,000分の1地形図をもとに作成された、3次元景観モデルデータです。地形の起伏を再現したモデルデータだけでなく、一部の道路や建物のモデルデータや、荒れ地や森林、田畑や崖といった地表の属性を表す塗り分け画像も添付されています。画像や映像、ゲームなどの素材データとして利用すれば、臨場感あふれる風景を表現することができます。

地域ごとの分割とエリアパッケージ

 Dioramax 3Dのデータは、地域ごとの「エリアパッケージ」に分割されています。エリアパッケージは、JIS X 0410で定められている「2次メッシュ」に対応し、その多くは経度差7分30秒、緯度差5分の範囲で、約10km四方に相当します。沿岸部、諸島部などでは、東西に若干広げられ、はみ出す部分が収録されていることもあります。2次メッシュそれぞれにどの範囲が収録されているかについては、国土地理院の「基盤地図情報(縮尺レベル25000)閲覧用インデックスマップ」で確認してください。

国土地理院 基盤地図情報(縮尺レベル25000)閲覧用インデックスマップ

http://fgd.gsi.go.jp/view/25000/map.htm

エリアパッケージのファイル構成

 各エリアパッケージのデータは、areasディレクトリ下の対応する2次メッシュの「2次メッシュコード」をもとにした名前の付けられたディレクトリに、次のようなファイル構成で収録されています。

<対応2次メッシュコード>/
    ├ areadata.txt        エリア情報テキスト
    ├ ground.obj          地形形状モデル
    ├ roads.obj           道路形状モデル(存在する場合)
    ├ rails.obj           鉄道形状モデル(存在する場合)
    ├ buildings.obj       建物配置情報モデル(存在する場合)
    ├ materials/
    │  ground.mtl         地形用マテリアルデータ
    │  roads.mtl          道路用マテリアルデータ(存在する場合)
    │  rails.mtl          鉄道用マテリアルデータ(存在する場合)
    │  buildings.mtl      建物用マテリアルデータ(存在する場合)
    │  zone_map.png       地表属性塗り分け画像
    │  zone_map_w_roads_and_buildings.png 
    │                     地表属性塗り分け画像(道路/建物情報つき)
    └ 50m_guaranteed/
        ground.obj         50m精度の地形形状モデル
			

 各ファイルの内容は、それぞれ次の通りです。

エリア情報テキスト
エリア名、対応2次メッシュコード、四隅の緯度経度を記載したテキストファイル。
地形形状モデル
国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)から等高線の形状、標高値などを抜き出し、その情報をもとに生成した3次元立体モデル。
道路形状モデル
国土地理院発行の数値地図25000(空間データ基盤)に含まれる道路区間データから、道路種別が一般道または高速道路であり、道路幅員が3.0m以上のものを抜き出し、道路節点位置情報と道路幅員情報に基づいて形状を決定して配置した3次元立体モデル。エリア内に条件に当てはまる道路区間が存在しない場合は生成されない。
鉄道形状モデル
国土地理院発行の数値地図25000(空間データ基盤)に含まれる鉄道区間データから、鉄道種別が普通鉄道(JR)または普通鉄道のものを抜き出し、鉄道節点位置情報に基づいて一定の幅(5m)で形状を決定して配置した3次元立体モデル。エリア内に条件に当てはまる鉄道区間が存在しない場合は生成されない。
建物配置情報モデル
国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)から独立建物(小)と総描建物(小)のみを抜き出し、その位置に直方体を配置した3次元立体モデル。エリア内に条件に当てはまる建物が存在しない場合は生成されない。
地表属性塗り分け画像
国土地理院発行の数値地図25000(空間データ基盤)から水涯線、数値地図25000(地図画像)から特定の地図記号を抜き出し、水涯線とそれに囲まれる範囲および地図記号周辺の一定の範囲をそれぞれ対応するRGB値で塗り分けた画像。
地表属性塗り分け画像(道路/建物情報つき)
上記の地表属性塗り分け画像データに、道路形状モデルと同等の道路情報、鉄道形状モデルと同等の鉄道情報、建物配置情報モデルと同等の建物情報などを上描きした画像。
50m精度の地形形状モデル
国土地理院発行の数値地図50mメッシュ(標高)をもとに生成された、精度確認用3次元立体モデル。あくまで参考として添付されているもので、マテリアルなどは設定されていない。

各種データファイルの仕様

 各種形状データファイル、地表属性塗り分け画像ファイルなどに関する仕様は下記の通りです。

形状データファイル

地形形状モデル 道路形状モデル 鉄道形状モデル 建物配置情報モデル
座標系X軸が東、Y軸が上、Z軸が南を向く右手座標系
原点位置対応2次メッシュの南西端の標高0m地点
サイズX軸方向:11270.46*1
Z軸方向:9246.648
詳細度東西方向0.225秒、南北方向0.15秒、高さ1m(最大)水平方向は国土地理院発行数値地図25000(空間データ基盤)と同等(2.5m程度)。高さ方向は地形形状モデルと同等。水平方向は国土地理院発行数値地図25000(空間データ基盤)と同等(2.5m程度)。高さ方向は地形形状モデルと同等。水平方向は2~3m程度。高さ方向は地形形状モデルと同等。
頂点数最大250,000程度---
保証精度数値地図50mメッシュ(標高)相当---
法線設定なし
テクスチャUV設定ありなしなしなし
設定済みマテリアルm_ground(全体)、m_roadbase(道路基盤部)m_road(全体)、m_tunnel(トンネル部)、m_bridge(橋梁部)m_rail(全体)、m_tunnel(トンネル部)、m_bridge(橋梁部)m_building(全体)
ファイルフォーマットWavefront OBJ形式

*1 距離1がだいたい1mに相当するように設定されています。

地表属性塗り分け画像ファイル

座標系上が北、右が東方向を向く平面座標系
原点位置対応2次メッシュの北西端
サイズ4,000 × 4,000ピクセル*1
詳細度最大約2.5m
ファイルフォーマットpng形式

*1 2次メッシュに延伸分図が含まれている場合は適宜拡大されます。

地表属性塗り分け画像ファイルにおけるRGB値と属性の対応

RGB値意味対応地図記号
37,72,4森林広葉樹林、針葉樹林
黄緑113,129,50田畑田、畑
濃緑74,97,37荒地荒地
灰色117,117,117岩地
暗灰色99,99,99
明灰色1192,192,192道路、鉄道道路、鉄道
明灰色2160,160,160市街地独立建物(小)、総描建物(小)の周囲
255,255,255建物独立建物(小)、総描建物(小)
水色99,162,216水系水涯線

補足情報

  • 2次メッシュ四隅の緯度経度値は、世界測地系(WGS-84)で表記されています。
  • 隣り合うエリアの地形モデルを並べたとき、隙間が空いている場合がありますが、隙間の大きさは大きくても高さ方向に2m程度です。高さ方向に適宜移動させるか、3DCGソフトの近接頂点接続機能を利用して修正してください。

履歴

  • 2008/12/24 初版